[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合が上昇する一方、S&P総合500種は小幅下落した。両指数とも四半期では2期連続で上昇した。8月の個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが市場予想を下回ったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による10月の追加利上げ観測が後退した。
米商務省経済分析局(BEA)が30日発表した8月のPCE価格指数は前年比3.4%上昇し、7月の3.4%上昇から横ばいとなった。7月分も当初の3.7%上昇から下方改定された。
CMEのフェドウオッチによると、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利上げが行われる確率は約37%に低下した。前日は約51%、1週間前は約71%だった。
商務省が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比2.2%増と、改定値の1.5%増から上方修正された。個人消費や人工知能(AI)インフラ整備に関連する企業投資が寄与した。
アメリプライズ・ファイナンシャルのチーフマーケットストラテジスト、アンソニー・サグリンベネ氏は「市場が注目しているのは、経済が成長を続けているか、そして高金利に耐えられるかという点だ。これまでの市場の動きは、過去の経験におおむね沿っている。経済が成長し、企業利益が堅調で、長期的な成長テーマがあれば、市場は高金利をさほど問題視しない」と指摘。
一方で「高金利が長期化すれば、ポートフォリオの債券部分への悪影響が一段と大きくなり始め、信用供給が制限される可能性がある。こうした状況が今後1─2四半期に経済成長や企業収益を圧迫すると投資家が感じ始めれば、市場は極めて急速に悪化するだろう」と語った。
S&Pは月間で0.45%下落、ナスダックは1.86%上昇、ダウは4.29%下落した。ダウの月間連続上昇は5カ月で途切れ、S&Pは過去4カ月のうち3カ月で下落した。一方、ナスダックは2カ月連続で上昇した。
S&Pとナスダックはともに2四半期連続で上昇し、過去6四半期のうち5期でプラスとなった。ダウは過去3四半期で2度目の下落となった。
マイクロソフト、アップル、エヌビディアなど大型株や成長株の多くが上昇し、S&P情報技術株指数を押し上げた。ただ、S&Pの主要11セクターのうち9セクターは下落して取引を終えた。
AIサーバーを手がけるヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は3.9%高。ネットワーク事業の長期の売上高成長率見通しを引き上げたほか、バルチャーとの12億ドルの契約を発表した。
バイオ医薬品のモデルナは5.3%下落。シティグループが投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.66対1の比率で上回った。ナスダックでも1.51対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は181億3000万株。直近20営業日の平均は170億6000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 50906 -443 -0.8 51424 51473 50906
.05 .87 6 .84 .93 .05
前営業日終値 51349
.92
ナスダック総合 26861 +63. +0.2 26892 27108 26861
.06 52 4 .80 .20 .06
前営業日終値 26797
.54
S&P総合500種 7651. -19. -0.2 7688. 7722. 7651.
54 30 5 99 88 54
前営業日終値 7670.
84
ダウ輸送株20種 19382 -268 -1.3
.09 .28 7
ダウ公共株15種 1009. -6.0 -0.5
91 2 9
フィラデルフィア半導体 12628 -0.5 0.00
.62 4
VIX指数 16.34 +0.3 +1.8
0 7
S&P一般消費財 1807. +2.3 +0.1
11 6 3
S&P素材 617.7 -5.1 -0.8
3 3 2
S&P工業 1413. -18. -1.2
31 54 9
S&P主要消費財 900.5 -15. -1.6
5 38 8
S&P金融 888.5 -10. -1.1
5 70 9
S&P不動産 262.0 -3.3 -1.2
3 9 8
S&Pエネルギー 944.6 -0.1 -0.0
3 5 2
S&Pヘルスケア 1963. -27. -1.3
91 64 9
S&P通信サービス 470.2 -0.2 -0.0
0 1 4
S&P情報技術 7267. +43. +0.6
14 76 1
S&P公益事業 400.6 -2.9 -0.7
4 3 3
NYSE出来高 15.85
億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 6714 - 10 大阪比
0
シカゴ日経先物12月限 円建て 6711 - 35 大阪比
5