Florence Tan Siyi Liu

[シンガポール 29日 ロイター] - サウジアラビアがドローン(無人機)攻撃を受けて一時停止していた 東西パイプラインを復旧したことを受け、西部の紅海沿岸のヤンブー港での原油タンカーへの積み出しを再開した。業界筋と海運データから明らかになった。中東からの原油輸出の見通し改善につながるとみられる。

アジアの精製業者筋によると、国営石油大手サウジアラムコは28日、ヤンブー港からの10月の積み出しスケジュールを顧客に通知した。同精製業者は先週後半、ヤンブー港から1船分の原油を積み取った。

船舶追跡サービス会社ケプラーは28日付のリポートで、同パイプラインの輸送量が今後数日間で日量300万─400万バレルに増加するとの見通しを示した。ただ、攻撃前の水準である日量約550万バレルに回復するにはさらに1カ月かかる可能性があると指摘した。

ヤンブー港での積み出し再開は、米国とイランの戦争で滞っていた中東からの供給増加を示す兆候がさらに強まったことを意味する。これを受け、28日の世界的な原油価格は下落した。

アラムコはコメント要請に対し、直ちには回答しなかった。

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