Kyu-seok Shim
[ソウル 29日 ロイター] - 韓国の姜信哲国防相は29日、非武装地帯(DMZ)で先週発生し、韓国人兵士が負傷した爆発は北朝鮮の地雷によるものだと述べ、朝鮮戦争の休戦協定に違反するものであり、北朝鮮への対応が必要だとした。
国会委員会で、地雷は北朝鮮のものであり、DMZを二分する軍事境界線(MDL)付近における北朝鮮の要塞化作業の一環として埋設されたものとみられると説明。「責任は北朝鮮にあるため、われわれは相応の措置を講じる」と語り、段階的に実施していくと付け加えたが、詳細については言及を避けた。
姜氏はまた、この件について直接対話するよう北朝鮮に働きかけると表明。「事実関係を共に検証できるよう、北朝鮮に対し協議の場に着くよう強く促す」と述べた。
問題なのは、韓国の兵士が当該地域に立ち入り、被害を受ける可能性があることを承知の上で北朝鮮が地雷を埋設したのかどうかという点だとした。
韓国軍合同参謀本部は、国連軍司令部と共同で実施した調査の結果、先週の爆発現場付近で、北朝鮮製の樹脂製対人地雷がさらに1個発見されたと発表した。
新たに発見された地雷は、21日の爆発を引き起こしたとみられる北朝鮮地雷とは異なるものだという。
合同参謀本部は、これらの地雷が爆発現場に流れてきたようには見えず、国連軍司令部はそれらがMDLの明らかに南側で発見されたと評価していると述べた。
シンクタンクの韓国統一研究院は、今回の件が関係改善に向けた取り組みを複雑にする可能性はあるものの、韓国政府が対話への試みを完全に放棄する可能性は低いとの見解を示した。
北朝鮮側からはこの爆発に関するコメントや報道は出ていない。
国連軍司令部も、韓国当局者の発言に関するコメント要請に応じていない。