Sam Tabahriti

[ロンドン 28日 ロイター] - 英競争審判所(CAT)は28日、アップルとアマゾン・ドット・コムが競争を制限したとして消費者側が再提起した訴訟について、一部の審理続行を認めた。

この訴訟は、アマゾンの英国の「マーケットプレイス」サイトでアップル製品や「ビーツ」ブランドの製品を販売できる業者を制限するという2018年の両社の合意に関するもので、原告側は合意によって価格がつり上げられたと主張した。

CATは25年、消費者法研究者クリスティーヌ・リーファ氏が提起したほぼ同様の訴訟について 集団訴訟の代表者候補と訴訟資金に懸念があるとして、審理続行を認めなかった。その後、リーファ氏に代わって消費者の代表者候補となったジャスティン・ルパトゥレル氏が訴訟を再提起した。

CATは今回、アマゾンの英国サイトを通じて購入されたアップル製品に関する主張について「妥当性と信頼性があり、事実に根差している」として審理続行を認めた。しかしアップルから直接購入した製品や他の小売業者から購入した製品に関する主張については「損害が生じる仕組みに関する複雑で推測的な理論」に基づいているとして退けた。再販業者への制限が、アップルの店舗や他の小売業者での販売価格も上昇させたとの主張を裏付ける証拠は、現段階では不十分だとした。

原告側によると、審理続行が認められた部分の請求額は、利息を含め2億8900万ポンド(3億8300万ドル)─3億600万ポンドとみられる。ルパトゥレル氏の広報担当者は今回の判断を歓迎したが、一部の請求が集団訴訟として認められなかったことは残念だと述べた。

アマゾンは、審判所の判断を歓迎。審理が続く問題については「根拠がない」とし、「今後の審理を通じて、そのことが明らかになると確信している」と述べた。

アップルの広報担当者は、原告側の主張に「強く」反対するとし、アマゾンとの合意はマーケットプレイスでの偽造品対策を目的としていたと説明した。

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