AJ Vicens Raphael Satter
[ワシントン 25日 ロイター] - 世界の大手企業などにサイバー攻撃を仕掛けてきたハッカー集団「シャイニーハンターズ」がこのほど盗み出した米連邦捜査局(FBI)職員のデータに、精神科診療や健康診断の記録など機微な情報が含まれていることが、同集団の説明とロイターが確認した文書で分かった。
同集団は22日、FBI職員の採用サイトに侵入し、2─3テラバイト分のデータを盗んだと主張。中国のスパイやロシア諜報機関、麻薬カルテルなどに対する機微な業務内容を含む職員情報を入手したとされる。FBIは「積極的に調査している」と述べた。
ロイターは入手した6件ほどのファイルの一部について、社会保障番号を信用情報機関のデータと照合するなどの方法で真正性を部分的に確認した。文書には採用予定者の「職務適性検査」や、高校時代に「うつ症状」を示していたとの記載、心電図結果などが含まれていた。
元FBI職員で、サイバーセキュリティー会社「ネクサシュアAI」創業者のエリック・オニール氏は、医療データが含まれていることは、今回のハッキングは、米国人数百万人分の機密情報が流出した2015年の米人事管理局侵入事件と同規模に迫っている兆候だと指摘した。
FBIは記録についてコメントを控えている。