Antoni Slodkowski
[国連 26日 ロイター] - 中国の韓正国家副主席は26日、国連総会一般討論で演説し、湾岸諸国の主権を尊重すべきだと主張するとともに、「関係国」に対し、キューバへの威嚇をやめ、同国に対する封鎖を解除するよう求めた。
イラン戦争や米国によるキューバへの圧力を念頭にしたものだが、米国を名指ししなかった。
韓氏は「大国は国際平和と安全の維持に特別な責任を負うべきであり、規則の順守、法の支配の擁護、正しい行動に率先して取り組む必要がある」とし、「中国は、湾岸諸国を含む中東各国の主権と安全を尊重すべきだと考える」とした。
パデュー駐中国米大使は25日、トランプ米大統領は24日に行った中国の習近平国家主席との会談で、中国によるイラン支援は容認できないと明確に伝え、習主席は支援しないと確約したと述べた。
中国とイランを巡っては、中国が携行式防空ミサイル発射装置をイランに供給したとの報道や、中国の支援を受けてイランが石油販売石油販売に対する制裁を回避する手段を見いだしたといった報道が出ている。
<キューバ封鎖解除要求>
韓氏はキューバについて、「中国は関係国に対し、キューバへの武力行使の威嚇を直ちにやめ、キューバに対する封鎖と制裁を即時かつ全面的に解除するよう求める」と述べた。
キューバでは米国が1月に始めた石油封鎖により停電が深刻化している。
韓氏は演説で、中国は国際舞台で信頼できるパートナーであり、途上国の揺るぎない擁護者だとした。
「中国は、大小を問わず全ての国が国際社会の平等な一員であり、世界の問題は全ての国が協議を通じて扱うべきだと考える」と述べた。