[23日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー理事は23日、FRBが先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決めたことについて、インフレ抑制に向けて金利を「再調整」する重要な一歩を踏み出したと評価した。その上で、さらなる利上げが必要になる公算が大きいと述べた。
バー理事はシカゴ連銀の住宅取得能力に関する会合で行う予定の講演原稿で「われわれのインフレ目標達成に対するリスクは高まった一方、労働市場のリスクは後退した」と指摘した。
さらに、米経済成長は力強く、労働市場は堅調だが、インフレはFRBの目標である2%を上回る水準にとどまり、明確に低下する方向には向かっていないと述べた。「私のメインシナリオでは、インフレを適時に目標まで押し下げるため、追加の政策調整が必要になる公算が大きい」と語った。
バー理事は年内に少なくともあと2回の利上げが必要と考えている可能性がある。
バー理事は先週の利上げに言及し、「経済の変化を踏まえると、われわれは適切な位置になく、正しい方向に調整を行ったと思う。FRBは最大限の雇用を支える持続可能で息の長い成長を支援したいと考えており、物価の安定はそのために極めて重要だ」とした。
バー理事の金融政策に関する発言は短く、講演の大半は住宅取得能力問題に充てられた。住宅取得能力は供給不足と住宅ローン金利の高止まりで一段と悪化している。