Saqib Iqbal Ahmed Harry Robertson
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇した。広く予想されていた日銀の利上げ決定について、2人の政策委員が反対票を投じたことを受け、追加利上げの見通しに対する市場の疑念が強まった。
日銀は18日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標を1.0%程度から1.25%程度に引き上げることを7対2の賛成多数で決定。浅田統一郎委員と佐藤綾野委員が利上げに反対した。
スタンダードチャータード銀行のG10為替戦略責任者、スティーブン・イングランダー氏は「利上げの勢いが乏しかったため、ドルは一段と上昇しやすくなっている」と指摘。「われわれが中長期で予想してきたドル高がついに現実のものとなるかもしれない」と述べた。
ナショナル・オーストラリア銀行の為替戦略責任者、レイ・アトリル氏は「今回の結果は、期待に対して明らかに物足りない内容だった」とし、「最も驚くべき点の1つは、全会一致の賛成すら得られなかったことだ。これは市場関係者を大いに驚かせた」と述べた。
日本経済新聞電子版がこの日、日銀が市場参加者に為替相場の水準を照会する「レートチェック」を実施したと報じたことを受け、ドルは上げ幅を縮小する場面もあった。
ドルは対円で0.5%高の156.725円。一時、1.3%上昇し、2週間ぶり高値の158.05円を付けた。週間ベースでは2025年10月以来最大の上昇となる見通し。
主要通貨に対するドル指数は週間で1.2%上昇し、7週間ぶり高値付近を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が16日に利上げを発表し、追加利上げの可能性を示唆したことが背景にある。
CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む来月の連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイント(bp)の利上げ確率は約55%と、1週間前の27%から上昇した。
ユーロは0.5%高の1.1481ドル。週間では1%安となる見通し。
英ポンドは0.3%高の1.3391ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは5.9%高の8万1000ドルと、3日続伸となった。
ドル/円 NY終値 156.86/156.91
始値 157.74
高値 157.96
安値 156.61
ユーロ/ドル NY終値 1.1483/1.1485
始値 1.1473
高値 1.1490
安値 1.1456