キャロライン・レビット米大統領報道官(29)が8月半ば、2人の幼い子供たちの「最高のママ」になるために退任すると発表したとき、その選択ができることに羨ましさを感じたワーキングマザーは、私だけではないだろう。
やはり8月、2028年米大統領選への出馬がささやかれるアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(36)が、政治的野心を追求しつつ、将来母親になる可能性を残せるように卵子を凍結すると発表したとき、共感したキャリアウーマンも多かっただろう。
7月には、J・D・バンス副大統領が、妻ウシャ(40)との間に第4子が誕生したと発表した。バンスは自分の職務上「完全に仕事から離れることは不可能」だとして、育児休暇は取得しないと述べた。ここでも多くのワーキングマザーが、自分たちもそんな選択を簡単にできたらいいのにと思ったに違いない。
「オカシオコルテスは(仕事を優先するために)卵子を凍結し、レビットは(子育てを優先するために)仕事を辞める。一見すると正反対の選択だが、1つの共通点がある。彼女たちの決断は、妊娠や出産や育児を念頭に設計されていない職場での合理的な対応であることだ」と、イギリスの非営利団体ファーティリティー・マターズ・アット・ワークのエンゲージメント部長であるジェニファー・エルワーシーは語る。
この手の話が、政策を作る場である(それによって状況を変えられる)アメリカの政界の中心で相次いだことは注目に値する。現代の女性は仕事も家庭も手に入れられると喧伝されるが、子育てとキャリアの両立は依然として難しいのだ。