Stine Jacobsen

[ストックホルム 17日 ロイター] - スウェーデンのクリステション首相は17日、総選挙で敗北したことを受けて辞任を表明した。最終開票結果の発表を受けたもの。

選挙管理委員会によると、13日投票の議会選挙(定数349議席)では、社会民主労働党のアンデション党首率いる中道左派の野党陣営が176議席を獲得する一方、クリステション首相率いる右派の与党陣営は173議席にとどまった。

2021年にスウェーデン初の女性首相となったアンデション氏は、移民や犯罪に対して強硬路線を進めてきた過去4年間の政権運営を経て、国は新たな方向に進むと述べた。

X上で配信された演説で「最近、この国で歓迎されていないと感じてきた人々がいる。そうした人々に伝えたい。今は新しい時代だ。スウェーデン国民はそれを選択した」と語った。

アンデション氏は4年ぶりに首相に返り咲く可能性が高まったが、新政権の発足には時間がかかる可能性がある。

アンデション氏の連立相手候補のうち、中央党は左翼党を含む連立には参加しないとしている。緑の党も中道左派政権の一員となる可能性がある。

スウェーデン紙ダーゲンス・ニュヘテルは、社会民主労働党が他の野党各党に協議を呼びかけたと報じたが、詳細は明らかにしなかった。

アンデション氏が連立形成に失敗した場合、右派陣営は中央党を自陣営に引き込もうと試みる可能性が高いが、アナリストはその実現は困難だとみている。

退任するブッシュ副首相(キリスト教民主党党首)は、今後の展開は「見守るしかない」と述べた。

議会が首相候補4人を否決した場合、再選挙が実施されることになる。

今回の選挙は、アンデション氏の緩やかな連合とクリステション氏率いる中道右派陣営との対決となった。

クリステション氏は過半数確保に向け、極右のスウェーデン民主党を連立に招き入れる計画だった。しかし、ネオナチ的な過激派に起源を持つ同党は、2010年に議会入りして以来初めて得票率を減らし、勝敗の行方は野党側に傾いた。

スウェーデン民主党の後退は、極右勢力が勢いを増している欧州の大勢とは対照的な結果となった。

選挙結果は正式な認定を経て確定する。

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