[17日 ロイター] - ロシアは16日夜から17日未明にかけ、ウクライナの首都キーウなど各地をミサイルとドローン(無人機)で攻撃し、20人以上が負傷した。
ウクライナ空軍によると、対艦巡航ミサイル「オーニクス」、弾道ミサイル、巡航ミサイル4発、160機程度のドローンで攻撃を受けた。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナ全土の8地域で被害を確認し、スムイ州とオデーサ州でエネルギー関連インフラが攻撃されたと明らかにした。
ロシア国防省は、ウクライナ軍が使用する船舶を攻撃したと発表した。
キーウでは夜を通して空襲警報のサイレンと防空システムの砲声が鳴り響いた。17日朝にも爆発音が聞かれた。
キーウのクリチコ市長によると、市内では子ども2人を含む18人が負傷した。当局によると、大半は損傷を受けた16階建てのアパートで負傷した。
被害は市内の4地区の倉庫施設やガソリンスタンドなどで確認された。攻撃により、ドニプロ川左岸で一時的に給水が停止した。
黒海に面した港湾都市オデーサでは、子ども2人を含む6人が負傷した。当局によると、攻撃で19階建てのアパートや住宅などが被害を受けた。
南東部の都市ザポリージャでは、ミサイル攻撃で工業施設が被弾し、そのうち1カ所で火災が発生した。ほかに3人が負傷したと当局がテレグラムで明らかにした。
一方、ロシア中部ヤロスラブリ市では、ウクライナのドローン攻撃で製油所が損傷し火災が発生した。
米下院は16日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、ロシアへの経済圧力強化を目的とする包括的な制裁・関税法案を可決した。トランプ大統領に送られ署名を経て成立する。
ゼレンスキー氏は法案可決を歓迎、既存の措置と合わせて「極めて強力な手段」になると述べた。