Lucy Craymer
[ウェリントン 17日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が17日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、中東危機で信頼感が損なわれた影響で前四半期から鈍化したものの、市場予想をやや上回った。成長リスクを巡る中央銀行の懸念が和らぐとみられる。
GDPは前期比0.2%増となり、アナリスト予想の0.1%増や、NZ準備銀行(中銀)予想のゼロ成長を上回った。ただ、第1・四半期の0.8%増からは減速した。
前年同期比では2.6%増加。市場予想は2.2%増だった。
ウエストパックのシニアエコノミスト、マイケル・ゴードン氏は今回のデータについて、NZ経済が「米国とイランの紛争をおおむね持ちこたえたものの、全く無傷だったわけではない」というメッセージを裏付けるものだと指摘。
その上で、一部の政策当局者が抱いていた成長下振れリスクへの懸念を和らげる助けになるとの見方を示した。ただ、ウエストパックは引き続きインフレ指標が中銀の次の一手を決める鍵とみているという。
統計が予想を上回ったことを受けてNZドルは0.5718米ドルから0.5724米ドルへと小幅に上昇した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ決定を受けて依然として下押し圧力にさらされている。
NZ統計局のジェイソン・アテウェル報道官は、16業種のうち成長したのは9業種にとどまり、まちまちの結果になったと述べた。GDP全体の伸びに最も寄与したのは建設業で2.7%増加した。一方、押し下げに最も寄与したのは運輸・郵便・倉庫業だった。