Rajesh Kumar Singh Shivansh Tiwary
[シカゴ 16日 ロイター] - アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空の米航空大手3社は、足元で燃料価格がさらに上昇して利益を脅かしているため、計画していた運航規模を縮小している。3社の幹部が16日、米金融大手モルガン・スタンレー主催の会議で発言した。
イランで戦争が始まって以来、米航空業界は便数・座席数を絞り込み、堅調な需要、運賃の値上げによって燃料費高騰の影響を吸収してきた。
3社全ての幹部は、値上げ後も需要が堅調に推移しており、ジェット燃料のコスト上昇分の大半を相殺できていると説明。しかし足元で燃料価格がさらに上昇したのに伴い、各社は年内、場合によると来年にかけて、収益性の低い路線の見直しを余儀なくされている。
アメリカン航空のデボン・メイ最高財務責任者(CFO)は、第4・四半期の燃料価格が7月時点の想定から1ガロン当たり約1ドル上昇したことで、第4・四半期のコストが約10億ドル押し上げられるとし、座席数の調整を続けていく方針を示した。
ユナイテッド航空のマイケル・レスキネンCFOは12月に計画していた運航を一部取りやめ、来年第1・四半期以降さらに調整する可能性があるとした。
サウスウエスト航空は2026年に座席数を2―3%拡大する計画だったが、燃料費高騰を受けて伸びを約半分に抑えている。トム・ドクシーCFOは燃料コストが高止まりした場合には一段と削減する可能性を示した。