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[16日 ロイター] - 米大手投資会社ブラックストーンと、米アルファベット傘下のグーグルが設立した新たなクラウド事業「Crux AI」に対し、10行で構成する銀行団が総額220億ドルの半導体購入向け融資を実施する。事情に詳しい関係者が16日明らかにした。

関係者によると、銀行団にはゴールドマン・サックス・グループ、三井住友銀行、バークレイズ、BNPパリバ、バンク・オブ・ノバスコシアなどが参加している。

人工知能(AI)向けの計算能力需要の急拡大を背景に、データセンターや専用半導体、電力インフラへの投資が加速。テクノロジー企業はAI基盤の整備に向けて巨額の資金調達を進めている。

こうした中でグーグルとブラックストーンは5月、AI向けコンピューティングサービス需要の増加に対応するため、共同でクラウド事業を立ち上げると発表した。同事業は2027年までに初期段階として500メガワット分の設備容量を稼働させる計画だ。

先週正式に発足したCrux AIは、専用の計算能力や利用者ごとに最適化されたインフラを必要とするAI研究機関、テクノロジー企業、一般企業、政府機関向けのプラットフォームを提供するとしている。ブラックストーンから当初50億ドルの出資を確保し、グーグルからは独自開発の半導体「TPU」のほか、ソフトウエアや各種サービスが付与される。

銀行団からの借入金は、グーグル製TPUの購入資金に充てられる。ブルームバーグによると、融資はこれら半導体の資産価値と、Crux AIが保有する顧客契約を担保とする見通しだ。 

報道によれば、銀行団はリスク分散を目的としたシンジケーション(協調融資)のため、新たな貸し手の参加を募っている。また将来的には、投資適格級社債市場の機関投資家による長期資金に借り換えられる可能性があるという。

BNPパリバ、バークレイズ、三井住友銀行はコメントを拒否。ブラックストーン、アルファベット、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・ノバスコシアは、ロイターのコメント要請に取材に回答していない。

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