[16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が政策金利引き上げを決めたことを受け、米大手銀行は16日、プライムレート(優遇貸出金利)を引き上げると発表した。消費者や企業の借り入れコストが上昇する見通しだ。
FRBはこの日、2023年以来初の利上げを決定。 これに伴ってJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、キーコープ、ハンチントン・バンクシェアーズ、フィフス・サード・バンコープ、トゥルイスト・ファイナンシャルは17日からプライムレートを現行の6.75%から7.0%へ変更する。
プライムレートは、FRBが誘導対象としているフェデラルファンド(FF)金利に連動し、クレジットカードや個人向けローンなど多くの金融商品の金利設定の基準として利用されている。
一般的に利上げは、貸出金利と預金金利の差である純金利収入の増加を通じて銀行収益を押し上げる。銀行は貸出金利の見直しが預金金利より早い「資産感応度」の高い業態とされる。
一方で、金融引き締めは景気の一部を減速させる可能性があり、融資需要の低下や、借り手が高金利負担に直面することによる信用力悪化につながる恐れもある。
それでも今週ニューヨークで開催された業界会議では、大手行の経営陣から米経済に対する前向きな見方が相次いだ。顧客企業や個人の耐久力が維持されており、全体的な事業環境は引き続き良好との認識が背景にある。