[ニューヨーク 16日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対して上昇した。米連邦準備理事会(FRB)による3年超ぶりの利上げと追加利上げ見通しが材料視された。
FRBは15─16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とすることを決定した。決定は全会一致だった。
FOMCに合わせて公表された最新の金利・経済見通しでは、18人の政策当局者のうち16人が年内に少なくともあと1回、0.25%ポイントの利上げが必要になると予想。現在の金利水準が維持されると見込んだのは2人にとどまった。ウォーシュFRB議長は前回6月に続き、見通しの公表を見送った。
コーペイのチーフマーケットストラテジスト、カール・シャモッタ氏は、全会一致での利上げ決定と金利見通しの上方修正について、「インフレ抑制に向けたFRBの取り組みに対する信認の回復につながり、ドル相場の重しとなっていた要因を取り除くことになるだろう」と述べた。
主要通貨に対するドル指数は0.3%高の99.961と、約5週間ぶりの高値を付けた。
ユーロ/ドルは0.3%安の1.1502ドル、ポンド/ドルは0.5%安の1.34155ドル。
イングランド銀行(英中銀)は17日に金融政策決定会合を開く。市場では据え置き観測が優勢となっている。
ドル/円は0.3%高の155.49円。
日銀も17─18日に金融政策決定会合を開く。LSEGのデータによると、トレーダーは日銀が80%の確率で利上げを実施すると見込んでいる。また、来年1月末までに0.25%ポイントの利上げが2回実施されるとの見方も織り込まれている。
ジュリアス・ベアのエコノミスト、デビッド・A・マイヤー氏は「円相場は今後も金利差に大きく左右されるだろう」と指摘。「われわれは最近、ドル/円相場の見通しを155円に修正した。これは、日銀が現在市場に織り込まれている引き締めペースを最終的に実現できるかどうかについて、一部で懐疑的な見方があることを反映している」と述べた。
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインはほぼ横ばいの7万5809ドル。15日には、米上院がトランプ大統領の支持する包括的な暗号資産関連法案の審議入りを否決したことを受け、4%下落していた。
ドル/円 NY終値 156.27/156.30
始値 155.08
高値 156.41
安値 154.95
ユーロ/ドル NY終値 1.1464/1.1467
始値 1.1536
高値 1.1546
安値 1.1462