Stephen Culp
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は、乱高下した後、続落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が約3年ぶりとなる政策金利の引き上げに踏み切ったことが背景。
FRBは15─16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とすると決定した。決定は全会一致。インフレをより早期に押し下げるため、今後数カ月で追加利上げを実施する可能性を示唆した。
カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「広く予想されていた通り、FRBは3年余りぶりに利上げを実施した。FRBはインフレとの闘いで結束しているようだ」と述べた。
ウォーシュFRB議長はFOMC後の記者会見で、前回のFOMC以降に米経済は強さを増したが、インフレ動向にはほとんど改善が見られないと述べた。
デトリック氏は「良い知らせは、(FRBが)今後数カ月の複数回の利上げが堅調な経済全体に大きな打撃を与えることはないと考えている点だ」と指摘。「同時に、インフレはこの5年間、2%の目標を上回っている」と述べた。
FRBの発表前、米主要株価3指数はいずれも上昇していた。半導体株が反発し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数を押し上げていた。
この日発表された8月の小売売上高は堅調な伸びを示し、物価上昇、特にガソリン価格の上昇による家計の負担増にもかかわらず、消費者が依然として支出を続けていることを示唆した。
中東の紛争は拡大した。サウジアラビア軍の戦闘機がイエメンを空爆する一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派はサウジの複数都市をドローンとミサイルで攻撃した。
それでも原油価格は下落した。サウジがオマーン経由で追加の原油貨物を供給しているとの報道を受け、供給混乱への懸念が和らいだ。原油はこの2週間半で20%超上昇している。
S&Pの主要11セクターでは情報技術が最大の上昇率となった。一方、原油価格の下落が重しとなったエネルギーは3.0%安と、下落率が最大だった。
シェブロンとエクソンモービルはそれぞれ2.9%安、3.5%安。デボン・エナジーとコノコフィリップスはそれぞれ5%超下落した。
半導体株が0.6%上昇し、ハイテク株を押し上げた。人工知能(AI)企業の経営陣が能力向上のペース減速と業界全体での安全性に関する協調を呼びかけて以来、初めて明確な上昇となった。
ロビンフッドは5.5%安。米上院が包括的な暗号資産(仮想通貨)法案の審議を前進させることに失敗し、デジタル資産企業に大きな打撃となった。
インテルは4.0%高。韓国SKハイニックスが米国でのメモリーチップ製造を巡り同社と協議していると報じられた。米上場のSKハイニックス株は0.6%上昇した。
IBMは4.4%安。同社は半導体部門が米政府と資金提供契約を締結したと発表した。
航空機メーカーのボーイングは3.7%安。ケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)が、主力機「737MAX」の生産ペースを月47機で安定させるのに「予想より時間がかかっている」と述べた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.75対1の比率で上回った。ナスダックでも1.48対1の比率で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は184億2000万株。直近20営業日の平均は153億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 51461 -631 -1.2 52115 52173 51186
.90 .21 1 .40 .70 .67
前営業日終値 52093
.11
ナスダック総合 25978 -3.1 -0.0 26108 26225 25802
.43 5 1 .46 .09 .96
前営業日終値 25981
.57
S&P総合500種 7551. -33. -0.4 7601. 7626. 7507.
81 92 5 25 79 77
前営業日終値 7585.
73
ダウ輸送株20種 20075 -574 -2.7
.41 .39 8
ダウ公共株15種 1047. -0.5 -0.0
84 9 6
フィラデルフィア半導体 11246 +70. +0.6
.11 56 3
VIX指数 17.71 +0.5 +2.9
1 7
S&P一般消費財 1816. -12. -0.6
35 39 8
S&P素材 632.0 -4.6 -0.7
9 3 3
S&P工業 1424. -1.7 -0.1
20 4 2
S&P主要消費財 921.2 -4.9 -0.5
4 2 3
S&P金融 928.0 -15. -1.6
7 33 3
S&P不動産 271.7 -1.8 -0.6
8 4 7
S&Pエネルギー 976.8 -29. -2.9
7 87 7
S&Pヘルスケア 1950. +0.7 +0.0
17 2 4
S&P通信サービス 467.1 -2.9 -0.6
5 3 2
S&P情報技術 6867. +6.8 +0.1
57 7 0
S&P公益事業 417.2 +0.0 +0.0
0 5 1
NYSE出来高 14.75
億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 6414 + 大阪比
5 305
シカゴ日経先物12月限 円建て 6408 + 大阪比
5 245