Phuong Nguyen Francesco Guarascio
[ハノイ 16日 ロイター] - ベトナムの最高指導者トー・ラム共産党書記長兼国家主席のニューヨーク訪問に合わせ、米国とベトナムの企業間で来週、エネルギー、テクノロジー、航空、金融などの分野で一連の合意が発表される見通しだ。当局者やロイターが入手した文書で明らかになった。
当局者3人によると、ラム氏は22日に国連総会で演説するほか、複数の米企業幹部と面会する見通しだ。日程はまだ正式に発表されていない。
当局者2人によると、今回の訪米は米国との貿易協議を進展させ、貿易協定の合意を目指す狙いもある。ただトランプ米大統領との会談が実現するかは不明だという。
内部の計画文書には、23日にニューヨークで開催されるビジネス会議で発表される可能性のある29件の合意が列挙されている。この会合にはラム氏も出席する。文書の内容は変更される可能性があり、予定される合意の具体的な内容は示されていない。
米エネルギー企業マーフィー・オイルとシェブロンは、ベトナム国営石油・ガス会社ペトロベトナムとの合意を発表する見通し。エクソンモービルは、ベトナムで2番目に大きい製油所であるペトロベトナム製油石化(BSR)との合意を発表する予定だ。
ベトナム最大の民間航空会社ベトジェットの文書によると、同社は航空機リース会社4社から最大22機をリースすると発表する見通しだ。内訳はボーイングの「737」17機、エアバスの「A321neo」5機となっている。
また、スペースXがベトジェットの航空機120機に衛星インターネットサービス「スターリンク」を提供する合意を発表する予定だ。
計画文書には、米メタとベトナム文化省の合意や、米半導体大手クアルコムとベトナムの通信会社VNPTの合意も含まれている。
米ビザ、マスターカード、シティバンクも、ベトナム国内の金融・宿泊サービス分野の提携先との合意を発表する見通しだ。