Jennifer Rigby

[ロンドン 15日 ロイター] - 人工知能(AI)が社会にもたらす変化に対応できる準備が整っている政府は世界のどこにもない──。ビル・ゲイツ氏はロイターとのインタビューでこう述べ、今後のリスクについて警鐘を鳴らした。

マイクロソフトの共同創業者で慈善活動家のゲイツ氏は最近までAIに楽観的だったが、その姿勢を転換した。今では雇用への脅威、攻撃への懸念、AIコンパニオン(対話相手)への依存の危険性について警告している。

ゲイツ氏は「この問題に十分取り組んでいる政府はどこにもないと思う」と語った。一方、適切に管理され、誰もが平等に利用できるようにすれば、AIは世界の最貧困層を助ける大きな可能性を秘めているとも強調した。

ゲイツ氏の名を冠する「ゲイツ財団」は15日、AIへのアクセス拡大に今後2年間で少なくとも10億ドルを投じる計画を明らかにした。

ゲイツ氏は、自身の懸念についてトランプ米大統領を始めとする世界の指導者らと話し合ってきたと述べた。年内には中国の習近平国家主席との面会も模索しているという。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。