Emily Chow Florence Tan

[バンコク 14日 ロイター] - 米石油大手シェブロンのグローバルガス部門社長、フリーマン・シャーヒーン氏は世界各地で展開している天然ガス事業を、さらに拡大する方針を明らかにした。中東の危機を受け、エネルギー安全保障について懸念する買い手からの需要に応えるのが狙いだと説明した。バンコクで開催されたガステック会議の合間、インタビューに答えた。

2022年に始まったウクライナ戦争と今年のイランを巡る戦争により、世界のガス市場は過去4年間で2度の大きな混乱を経験。ロシアとカタールからの供給が減り、液化天然ガス(LNG)価格が上昇した。

シャーヒーン氏は「この危機から痛感するのは、供給や契約構造を多様化し、(中略)流動性が高くないスポット市場に左右される状態を放置しないことの必要性だ」と語った。

シェブロンは、自社プロジェクトの1600万トンと、今年2月に開始したメキシコ湾岸での契約400万トンを合わせ、年間約2000万トンのLNG供給能力を数年中に保有することになる。

シャーヒーン氏は「このポートフォリオを引き続き拡大したい」と述べ、対象となる可能性のある地域としてアルゼンチン、東地中海、オーストラリア、アフリカなどを挙げた。

シェブロンはすでにオーストラリアで大規模な事業を展開しており、同国からの供給の大部分は日本向けだ。

シャーヒーン氏は「日本は引き続き我々のホームベースであり、シンガポールにも優れた構造を備えた機会がある」と述べ、中国と韓国も引き続き魅力的な市場だと付け加えた。

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