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[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツのクリングバイル財務相は14日、イタリア銀行大手ウニクレディトのアンドレア・オルチェル最高経営責任者(CEO)と会談し、ウニクレディトによる独コメルツ銀行買収の可能性を巡り条件を提示した。
ドイツ財務省が声明で明らかにしたところによると、条件にはコメルツ銀行の株式上場維持、フランクフルトの本拠地維持、国内外のドイツ中堅企業への融資を継続することなどが含まれる。
ベルリンで開かれた今回の会談は、コメルツ銀行の支配権を巡る2年にわたる攻防の転換点となった。
クリングバイル氏は「オルチェル氏との建設的な議論の中で、今後の交渉は責任を持って進められなければならないと明確に伝えた」と述べた。
オルチェル氏は声明で、会談は「良好かつ建設的な初回の議論であり、速やかに次の議論が続くだろう」と表明。「今後は双方がこの初回の議論を踏まえ、全ての利害関係者と株主にとって最善となる形で前進の道を見いだすことが重要だ」と述べた。
コメルツ銀行はコメントを控えた。
ウニクレディトが50%近い株式を取得したことを受け、ドイツ政府当局者とコメルツ銀行幹部は数カ月にわたる抵抗の末、買収の可能性に対する反対姿勢を軟化させた。
ウニクレディトとコメルツ銀行の統合が実現すれば、ユーロ圏の主要経済大国2カ国にまたがる、資産1兆3000億ユーロ超の銀行が誕生する。