[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州のトラックメーカー各社は14日、欧州連合(EU)に対し、二酸化炭素(CO2)削減目標の達成期限を2030年から3年間延長するよう求めた。充電インフラの不備やエネルギーコストの高騰により、ゼロエミッション車(CO2を排出しない車)が購入に見合わないことを理由に上げた。
現行のEU規則では、EU域内のメーカーは新車の大型車両のCO2排出量を2030年までに25年比で43%、35年までに同64%、40年までに同90%、それぞれ削減することが義務付けられている。目標未達の場合は罰金が科される。
欧州自動車工業会(ACEA)によると、現在、新車の大型車両のうちゼロエミッション車は2.4%にとどまっており、30年の目標達成に必要な水準をはるかに下回っている。
オランダのDAFトラック、ドイツのダイムラー・トラック、イタリアのイベコ、スウェーデンのスカニアなど欧州大手トラック・バスメーカー7社の最高経営責任者(CEO)は声明で、30年の目標達成期限を3年間延長すべきだと訴えた。また、政策立案者は充電ステーションの展開を加速させ、送電網への接続を迅速化し、CO2排出量に基づく道路通行料制度を拡大し、排出権取引による収益をインフラ整備やゼロエミッション車の普及に再投資するための条件を整える必要があるとも主張した。