Heejin Kim Hyunjoo Jin

[ソウル 14日 ロイター] - 韓国・現代自動車グループ傘下の米​ロボット開発企業ボス‌トン・ダイナミクスは、旗艦商品である人型ロボット「アトラス」の大規模展開に至っておらず、赤字が続いていることから、来年中に新規株式公開(IPO)を実施する可能性は低い。現代自動車の幹部が明らかにした。

現代自動車株は今年、ロボット事業への期待から過去最高値を更新したが、幹部の発言はIPOが何年も先になる可能性を示している。

幹部は来年のIPOについて「簡単ではないだろう」とし、「条件と状況を見極める必要がある」と語った。

現代自動車グループはコメント要請にすぐには応じず、ボストン・ダイナミクスは営業時間外でコメントを得られなかった。

今年1月に刷新版のアトラスが公開されて以来、投資家やアナリストはIPOの可能性を注視してきた。

現代自動車は2021年にボストン・ダイナミクスの支配権を握り、今年7月にはソフトバンクグループ が保有していた約10パーセントの株式を取得して完全子会社化する計画を発表した。

アナリストは、人型ロボットが工場で幅広く実用化される段階に至っていないため、ボストン・ダイナミクスが今後数年以内に上場する可能性は低いとみている。メリッツ証券のアナリスト、キム・ジョンスン氏は、IPOは2029年か30年になる可能性が高いと述べた。

ソウルに拠点を置くIBKアセットマネジメントのシニアファンドマネージャー、キム・ヒョンス氏は「組立ラインで人型ロボットが人間に取って代わるには、はるかに長い時間がかかるだろう」と述べた。

ボストン・ダイナミクスの企業価値評価額は大きく分かれており、サムスン証券によると50兆ウォンから100兆ウォンの間とされる。

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