[14日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は、来年欧州で初の大型トラックを発売し、将来的にはトラックを現地生産する計画だ。エグゼクティブバイスプレジデント兼国際事業責任者のステラ・リー氏が14日、ドイツ北部ハノーバーで開催された商用車・輸送関連の国際見本市で明らかにした。

リー氏は「長期的には欧州で販売する製品は全て現地で生産する方針だ」とし、フリート事業者に対し、融資、太陽光発電による充電インフラ、出張整備サポートを備えた整備工場ネットワークなど包括的なサービスパッケージを提供したいとの意向を表明した。

欧州での現地生産はトラックへの輸入関税を回避する一助ともなる。ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のトラトン が手がける「MAN(マン)」ブランドなど欧州メーカー各社は欧州連合(EU)に対し、中国EVに既に適用しているのと同様の関税を電動トラックにも課すよう求めている。

リー氏は「この関税は誰の利益にもならないため好ましくないが、対応せざるを得ない」と述べ、関税は現地生産が本格化するまでは、あくまで短期的な圧力に過ぎないと付け加えた。

BYDはまた欧州での乗用車生産体制の拡大も準備している。ハンガリー南部セゲドに工場を建設中で、来年量産を開始する予定だ。リー氏は「現地生産に切り替われば問題はない。われわれは欧州企業になる」と強調した。

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