Noriyuki Hirata
[東京 15日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比589円37銭高の6万4082円36銭となった。前日までの続落を経て、寄与度の高い人工知能(AI)・半導体関連株の一角に買い戻しが入り、心理的節目の6万4000円を回復した。一方、金利の上昇基調は上値を抑制し、TOPIXは小安かった。
・日経平均は売り先行後、短時間で切り返し、一時0.9%(608円)高の6万4101円に上昇。
・AI・半導体関連の一角が、朝安からプラスに転じ、指数を押し上げ。
・AI開発減速への警戒感は前日にいったん消化の見方。
・ソフトバンクグループやアドバンテスト、キオクシアホールディングスなどプラス寄与。
・TOPIXは0.03%安の4057.06ポイントで午前の取引を終了。
・東証プライムの値下がり4割。金利高が重し。
・銀行など金融株は軟調。金利上昇ペース速く、景気への悪影響懸念の声も。
・東証プライム市場の売買代金は3兆5593億9600万円。
・東証33業種では、値上がりは情報・通信やガラス・土石製品、医薬品など13業種、値下がりは証券、商品先物取引や銀行、石油・石炭製品など20業種。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが888銘柄(57%)、値下がりは595銘柄(38%)、変わらずは69銘柄(4%)。
<東海東京インテリジェンス・ラボ チーフストラテジスト 長田清英氏>
「(AI・半導体株は)下がったところは買いのチャンスとみる投資家もいるようだ」
「買いの主体は短期資金が中心。株価上昇の持続力は不透明」
「(日米の中銀会合を控え)金利の動向や、AIを巡る環境の変調への懸念は上値を抑制」