Promit Mukherjee
[オタワ 14日 ロイター] - カナダ統計局が14日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇し、伸び率は7月から横ばいだった。原油価格の高止まりがガソリン価格に影響を及ぼしたほか、食品価格の伸び鈍化も限定的だった。前月比は0.1%下落した。ロイターがまとめたアナリスト予想で前年同月比は3%上昇、前月比は横ばいだった。
北海ブレント原油先物価格は足元で、1バレル=100ドルを再び突破。トランプ米大統領による新たな50%の関税措置発表を受けたカナダの報復措置によって、9月にはインフレ率が高まる可能性がある。
ガソリン価格は前年同月比で22.8%上昇。前月は25.7%上昇だった。食品価格は2.8%上昇と、14カ月ぶりに3%を下回った。乳製品の伸びが鈍化した。旅行・ツアーは26.1%上昇した。
構成品目変動率の中央値を示す「CPIメジアン」は2%。一方、極端な価格変動の項目を除外した「CPIトリム」は1.9%。コア物価指標はここ数カ月、2%前後でおおむね推移している。
カナダ銀行(中央銀行)はインフレ率が高止まりしてコア指標に影響を与える場合は、複数回の利上げを躊躇しない姿勢を示している。CPI発表後、カナダドルは米ドルに対して売り優勢で推移している。