[コペンハーゲン 14日 ロイター] - デンマークの海運大手マースクは14日、独ハパックロイドと共同運航するコンテナ航路のうち、新たに4航路でスエズ運河経由の運航を再開すると発表した。両社はアジアと欧州を結ぶ短縮ルートである同運河の利用を段階的に再開している。
2020年代に入り、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶攻撃を受け、海運会社の大半はスエズ運河を経由するアジア─欧州航路の利用を停止した。船舶はアフリカ南端の喜望峰を迂回(うかい)する大幅に長い航路への変更を余儀なくされていた。
マースクは声明で「スエズ運河は東西を結ぶ重要な海上交通路であり、世界のサプライチェーンの効率化を支える要だ」と述べた。「AE5、AE11、AE12、ME2の各航路を喜望峰経由からスエズ運河経由に切り替えることで、顧客向けの輸送時間を短縮できる」とした。
両社は中東情勢を引き続き注視していく方針で、共同運航を変更する際は、域内の紛争が激化しないことが条件になるとした。