[パリ 13日 ロイター] - フランスの在ジュネーブ国連代表部は、交流サイト(SNS)への投稿で人権を巡る米国の姿勢を批判したことについて「遺憾」の意を表明した。この投稿は外交問題に発展し、フランスの新たな駐米大使の着任が遅れる事態となっていた。
同代表部は7月下旬、ターク国連人権高等弁務官の任期延長を巡る採決で、米国がロシアや北朝鮮などと共に反対票を投じたことをXで批判した。
米国は投稿に反発し、国連安全保障理事会の会合でフランス代表の発言中に退席した。関係筋によると、米国はフランスが次期駐米大使に指名した候補者の受け入れを拒否することも検討していた。
代表部は「米国の人権への関与に疑問を呈した7月25日のXへの投稿を遺憾に思う」と表明した。ウェブサイトに掲載した英語の声明では、見解の相違は「一度の採決を巡るものであり、人権擁護そのものを巡るものではなかった」と説明した。
米国務省当局者はロイターの取材に対し、「フランスの声明に留意し評価する。共通の価値観と利益を推進するため、協力していくことを期待している」と述べた。
今回の謝罪により、フランスが次期駐米大使に指名したオレリアン・ルシュバリエ氏を米国が承認する道が開かれる可能性がある。