Atsuko Aoyama

[東京 14日 ロイター] - 午前のドルは154円台に上昇した。日米中銀による金融政策決定会合を前に、方向感を欠く動きとなっている。米国の指標は市場の9月利上げ観測を高める結果となっている一方、ドル/円に関しては日米当局者の円安是正意向などを背景にセンチメントがドル売り/円買いに傾いているとの見方が根強く、上値は重い。

・日米の金融政策会合前に方向感欠く

・ドル154円台回復でも上値重い

・米国の利上げ観測は米CPI受け86%以上に

・ドル/円はCPI後に戻り売りの意欲が強まったとの見方も

・投機筋は円買いに転換、円キャリーの解消いったん終了の見方

・日本の内閣改造、リフレ色薄まるかにも注目

<りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジスト>

「米国の利上げの可能性には備える必要があるが、為替のポジションは短期的にはリンクしていない。ドル/円は、CPIに限らずドル買い材料への反応が鈍く、ドル売り/円買いの材料に反応しやすい地合いが前週以降続いている」

「ベセント米財務長官発言もあり、足元では投機筋による円のショートポジションの解消でバイアスが上下どちらにもかかっていない。中立のポジションで日米中銀会合をこなせるか確認するステージ」

「FOMC(米連邦公開市場委員会)は政権の圧力がある中で本当に利上げできるのか、利上げがほぼ確実視される日銀はハト派の審議委員まで利上げに賛成票を入れるかが注目される。利上げとなった場合に植田和男総裁がその判断の理由を丁寧に説明すればタカ派的な印象になる可能性もある」

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