Hiroko Hamada
[東京 14日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比0.8%(512円73銭)安の6万3498円61銭となった。米国のAI(人工知能)開発ペース鈍化懸念が高まったほか、ホルムズ海峡での攻撃激化を受けた原油高が重しとなり、日経平均は一時2%超下落した。ただ、売りが一服した後は押し目買いも入り、下げ渋る展開となった。
・日経平均は前営業日比0.55%安でスタートした後、下げ幅を拡大。前場序盤に一時2.01%(1285円)安の6万2726円18銭まで下落。
・米オープンAIの年内IPO見送りを受けて、同社に出資するソフトバンクグループが10%超安となったほか、AI・半導体株が軒並み値下がり。
・物色面では、内需関連やソフトウェア関連が堅調。
・プライム市場では8割近くの銘柄が上昇したほか、TOPIXは小幅高で推移するなど、全体では底堅い動き。
・TOPIXは0.66%高の4054.89ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆9148億3700万円。
・東証33業種では、サービス、保険、その他製品など26業種が値上がり。情報・通信、非鉄金属、金属製品など7業種は値下がり。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1197銘柄(77%)、値下がりは317銘柄(20%)、変わらずは38銘柄(2%)。
<山和証券 調査部部長 志田憲太郎氏>
「6月後半以降にみられたAI・半導体株の調整のきっかけの一つは、オープンAIの上場延期報道だった。今回、年内のIPOが見送りとなったことが改めて示され、関連銘柄では嫌気する売りが加速した」
「足元はちょうど決算発表が終わったタイミングのため、なかなか株価反転のきっかけを見出しにくい。半導体関連は、次の決算シーズンまでは上値の重い展開を想定」