Bo Erickson Padraic Halpin Conor Humphries
[ダブリン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、訪問先のアイルランドで、英領北アイルランドについて、アイルランドと統一されるのを見たいと述べた。英国への帰属維持を望む北アイルランドの親英派(ユニオニスト)から強い反発を招いた。
英国のバーナム首相はこれまでに、北アイルランドの英国離脱を巡る住民投票は「検討の対象外」だと述べている。英首相府は12日、この立場に変わりはないと表明した。
トランプ氏はアイルランドのマーティン首相とダブリンで会談した後、「問題を起こしたくないが、統一されるのを見たい」と記者団に語った。
「いずれそうなるだろう。英国にも言い分があるだろうが、素晴らしいことだと思う」と述べた。
その後、アイルランド統一を巡る問題に「良い答えはない」とした上で、「非常に素晴らしいこと」だという考えを繰り返した。
世論調査では、北アイルランドで英国残留を支持する人がかなりの多数を占めているが、英国の欧州連合(EU)離脱により統一問題が政治的課題として上位に浮上して以降、その差はやや縮まっている。
アイルランドに強いルーツを持つジョー・バイデン氏など歴代の米大統領は、アイルランド統一問題では中立を保つよう慎重に振る舞ってきた。米政府は1998年の和平合意の仲介で重要な役割を果たした。