Bo Erickson Padraic Halpin

[ドゥーンベグ(アイルランド) 13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、アイルランド産ウイスキーに対する10%の関税を撤廃すると表明した。この関税は現在、欧州連合(EU)産の全てのワイン・蒸留酒の対米輸出に課されている関税の一部となっている

トランプ氏は12─13日の日程でアイルランドを訪問。12日にはダブリンでマーティン首相と会談した。

トランプ氏は、自身の家族が所有するゴルフコースで開催されたトーナメントに集まったアイルランドのゴルフファンを前に関税に関する発表を行った。

「アイルランドの首相とこの件について話し合い、シェーン(ゴルファーのシェーン・ローリー氏)とも話した。皆が私に『頼みがある。今の状況はあまりに不公平だ。アイルランド産ウイスキーの関税を撤廃してもらえないか』と求めてきた」と述べた。

「そこで私は米国を代表して、アイルランド産ウイスキーの関税を撤廃すると言った」と発表し、聴衆から大きな歓声が上がった。

米国向けのワイン・蒸留酒の輸出は、2025年に締結されたEUと米国の通商合意の下で大半の品目に適用された15%の関税の対象となっていた。

その後、今年7月にEUを含む60の貿易相手国・地域に対する新たな米関税が導入され、税率は10%に引き下げられた。この措置は、米最高裁が当初の関税を無効としたことを受け、トランプ氏がほぼ全世界に及ぶ関税を再構築する取り組みの一環だった。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。