Ricardo Brito

[ブラジリア 11日 ロイター] - 来月に迫ったブラジル大統領選で、現職のルラ大統領の有力対抗馬である右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員が、経営破綻した銀行バンコ・マスターに絡む汚職と資金洗浄の疑いで捜査対象になっていることが、11日に公開された裁判資料で明らかになった。フラビオ氏はボルソナロ前大統領の長男。捜査は7月、連邦最高裁判事が連邦警察の要請を受けて開始された。複数の世論調査では、決選投票を想定した場合、フラビオ氏とルラ氏が接戦となっており、この問題が流動的な選挙戦に影響する可能性がある。

捜査は、ボルソナロ前大統領を題材とする映画の制作資金として、フラビオ氏がバンコ・マスター所有者のダニエル・ボルカロ氏に出資を求めたことが発端になった。警察によると、ボルカロ氏は2025年に約1200万ドルを、フラビオ氏の弟エドゥアルド氏に関連する米国拠点のファンドに移していた。

フラビオ、エドゥアルド両氏はいずれも不正行為を否定している。エドゥアルド氏は送金について、父親のクーデター計画に関する有罪判決を主導した判事による干渉を防ぐ目的だったと説明。フラビオ氏は「全てを捜査すればいい」と語った。

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