Amanda Stephenson

[カルガリー(加アルバータ州) 10日 ロイター] - カナダのカーニー首相は10日、西部アルバータ州のカルガリーでウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナが防空用迎撃ミサイルを調達するための3億5000万カナダドル(約2億6000万米ドル)規模の支援実施で合意した。

カーニー首相は記者団に対し「ロシアが民間人を無差別に標的とする残虐な航空攻撃をエスカレートさせる中、ウクライナの防空能力は極めて重要になっている」とし、「カナダとウクライナは防空用の迎撃ミサイル供与を巡る協定を締結した。3億5000万カナダドルの支援をウクライナ国民のほか、重要インフラ、領空の防衛に役立てる」と語った。

合意された支援は、米国製防空システム「パトリオット」の迎撃ミサイルなどを第三国が迅速に調達しウクライナに供給できる米国の制度を通して実施される。ただ、カーニー氏はウクライナに供給される迎撃ミサイルの種類や、支援開始時期などの詳細については明らかにしなかった。

カーニー氏はこのほか、ドローン(無人機)生産能力を拡大し、向こう2年以内に数百万機規模の生産を可能にすると表明。3分の1をウクライナに供与するとした。

ゼレンスキー大統領はカーニー氏に謝意を表明。「こうした支援策は特に現在の状況で極めて重要だ」と述べた。ロシアによる大規模攻撃を防ぐためにウクライナにはドローン生産を拡大するための技術と資金がさらに必要になるとも述べた。

2022年2月のロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降、カナダはウクライナに対し総額255億カナダドルを超える支援を確約している。

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