Ann Saphir
[10日 ロイター] - 米労働省が発表した8月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)の伸びが加速したことを受け、連邦準備理事会(FRB)は来週の会合で利上げに動くとの観測がやや強まった。
8月のPPIは前年比5.4%上昇と、伸びは7月の4.8%から加速。前月比では0.4%上昇し、7月の0.1%から加速した。
CMEグループのフェドファンド(FF)金利先物に基づくと、8月のPPIを受け、15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げが決定される確率は約70%と、PPI発表前の約65%から上昇した。
市場では、FRBは年末までに少なくとも1回、場合によっては2回の利上げを実施するとの見方が織り込まれている。
キャピタル・エコノミクスのアナリストは、来週のFOMCで利上げが決定されるかは11日に発表される消費者物価指数(CPI)が重要な鍵になるとした上で、「PPIは全体として高めの伸びを示しており、FRBが来週の会合で利上げを見送ったとしても年内に利上げに動く公算が大きい」と述べた。