Francesco Canepa Balazs Koranyi
[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は10日、広く予想されていた通り今年2度目の利上げを決定した。イラン戦争によるエネルギーコスト上昇を主因とするインフレ加速を抑え込む狙いだ。
主要政策金利である中銀預金金利を2.25%から2.50%に引き上げた上で、インフレ率は当面、目標の2%を上回る水準で推移する見通しだとした。
声明で「中東紛争は引き続きインフレ圧力を生んでおり、インフレ率は目標を大きく上回る水準で長期間推移する見込み」と指摘。「見通しは依然として極めて不透明で、インフレは上振れリスク、経済成長は下振れリスクがある」と述べた。
想定を上回る底堅い経済と燃料コスト上昇が物価に与える影響を踏まえ、成長率とインフレ率の見通しの一部を上方修正した。
2026年の経済成長率見通しを6月時点の0.8%から0.9%に上方修正した。27年は1.4%、28年に1.5%と見通している。
インフレ率は26年に3.0%、27年に2.5%、28年に2.1%になるとの見通しを示した。今回の見通しは、特に多くの欧州諸国が暖房需要で依存する天然ガスなど、直近のエネルギー価格急騰を十分には反映していない可能性がある。
声明では今後の政策運営について具体的な示唆は与えず、今後の入手データに基づいて決定するとの従来の見解を繰り返すにとどめた。
成長・インフレ率見通し(カッコ内は前回6月の見通し)
項目 20 20 20
26 27 28
年 年 年
GD 0. 1. 1.
P成 9% 4% 5%
長率 (0 (1 (1
.8 .2 .5
%) %) %)
イン 3. 2. 2.
フレ 0% 5% 1%
率 (3 (2 (2
.0 .3 .0
%) %) %)
コア 2. 2. 2.
イン 5% 6% 3%
フレ (2 (2 (2
率 .5 .5 .2
%) %) %)