[アデン/ドバイ 10日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は10日、西部の港湾都市モカを制圧した。イエメン政府軍の関係者4人が明らかにした。紅海の南の出口に当たり、世界有数の海上輸送路であるバベルマンデブ海峡への影響力を一段と強めた。

政府軍関係者がロイターに語ったところによると、フーシ派は紅海の戦略的要衝ハニシュ諸島への攻撃を開始している。政府軍とその支援勢力は南方のドゥバブに移動している。

ドゥバブはペリム島の対岸に位置する。関係者らはバベルマンデブ海峡を掌握するにはドゥバブとペリム島の支配が鍵を握ると述べた。

<イランへの警告>

イエメン政府軍と連携する「国民抵抗軍(NRF)」の軍事指導者タレク・サレハ氏は10日、西海岸の部隊に対し、安全な場所に代替の指揮拠点を設置するよう指示したと明らかにした。フーシ派が西側からNRFを圧迫していることを示す新たな兆候となった。

サウジアラビア、パキスタン、イランの関係者によると、パキスタンは危機の拡大を防ぐため、フーシ派を抑えるよう求めるサウジの警告をイランに伝えた。

イラン高官は、パキスタンが8日にこの警告を伝えたと認めた上で、イランは「フーシ派を統制していない」と回答したと述べた。

しかし、イランの関係筋2人によると、イランは先週フーシ派にサウジへの攻撃を指示し、追加の資金と武器の提供を約束した。革命防衛隊の複数の司令官が攻撃を支援するためイエメンに渡ったという。

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