Noriyuki Hirata
[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比0.35%(225円90銭)高の6万5495円23銭となった。急速な円高が警戒された為替がひとまず落ち着いた値動きとなり、過度な懸念が緩和して株価は買い戻しが目立った。一方、中東では米国とイランの間で報復の応酬が続いている。原油価格が上昇基調にあることへの懸念はくすぶっており、買い一巡後は伸び悩んだ。
・日経平均は朝安後に短時間で切り返し、一時0.8%(524円)高の6万5794円に上昇。
・中東警戒くすぶり、前場中盤以降は伸び悩み。米標準油種WTI先物は94ドル台で高止まり。
・イエメンの親イラン武装組織フーシが米同盟国サウジアラビアの南部4都市を攻撃。紛争拡大への懸念も。
・フジクラや古河電気工業といったデータセンター関連の上昇目立つ。米同業の株高で連想買いも。
・人工知能(AI)・半導体関連はまちまち。ソフトバンクグループはしっかりの一方、アドバンテスト、東京エレクトロンは軟調。
・前日まで円高で売られたトヨタ自動車など自動車株は自律反発。
・円長期金利が低下する中、銀行や保険など金融株さえない。
・TOPIXは0.33%高の4063.61ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆4827億1700万円。
・東証33業種では、値上がりは非鉄金属や石油・石炭製品、鉱業など15業種、値下がりはその他製品や証券、小売など18業種。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが642銘柄(41%)、値下がりは867銘柄(55%)、変わらずは44銘柄(2%)。
<三木証券 商品部投資情報課次長 北沢淳氏>
「値下がり銘柄数が値上がり数を上回り、全体は強さ乏しい」
「日米で注目度高い金融政策決定会合を来週に控え様子見の側面も」
「アノマリーでは7―9月がマイナスだが、10―12月はプラス。調整あれば押し目買いの好機に」
「市場は中東情勢にやや楽観的か。金利への影響に引き続き注意必要」