Noriyuki Hirata
[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落し、前営業日比1.70%(1130円51銭)安の6万5269円33銭で取引を終えた。前日の米国市場が休場で手掛かりに乏しく、急速な円高進行を警戒する売りが優勢になった。取引時間中にドル/円は一時152円台に下落した。金利が低下基調にある中、朝方には人工知能(AI)・半導体関連株を中心に物色され日経平均はプラスを回復する場面があったが、時間外取引の米株先物が失速する中で再び下げに転じ、安値で引けた。
日経平均は急速な円高への警戒感や前日の大幅高の反動で売りが先行したが、国内金利が低下する中で寄与度の高いAI関連株の一角の上昇が指数を押し上げ、短時間でプラスに転じた。
午後には円高基調の持続性を見極めたいムードが改めて広がり、日経平均は再びマイナスに沈んだ。市場では「緩やかな円高はインフレ抑制の面から好ましいが、急激な動きは市場の不安定要因になる」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニアファンドマネージャー)との声が聞かれた。
来週に日米の中央銀行による政策決定会合を控えていることも、手控えムードにつながった。りそなAMの戸田氏は、「投資家は今まで考えてきた前提を変える必要があるのか判断に迷う局面となっている」と話す。少なくとも日米の中銀イベントを通過するまでは、6万4000円―6万8000円を中心レンジとしたボックス相場ではないかという。
TOPIXは1.83%安の4050.33ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.83%安の2089.34ポイントだった。プライム市場の売買代金は8兆4774億0200万円だった。東証33業種では、値上がりは情報・通信や石油・石炭製品、鉱業など9業種、値下がりはガラス・土石製品や輸送用機器、電気機器など24業種。
円高基調が警戒される中、トヨタ自動車が急落したほか、米アップルのスマートフォン、iPhoneのサプライヤーと目されている村田製作所やTDKといった電子部品株の一角が軟調だったことも日経平均の重しになった。一方、ニトリホールディングスは円高メリットが意識されて急伸。ソフトバンクグループはしっかりだった。新興株式市場は東証グロース市場250指数が続落し、0.57%安の787.06ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが362銘柄(23%)、値下がりは1158銘柄(74%)、変わらずは34銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 65269.33 -1130.51 65843.69 65,269.33
─66,791.8
4
TOPIX 4050.33 -75.47 4087.91 4,050.33─
4,115.54
プライム指数 2089.34 -39.02 2106.02 2,089.34─
2,122.97
スタンダード指数 1699.67 -24.31 1716.36 1,699.67─
1,718.91
グロース指数 1006.81 -5.62 1006.12 1,005.42─
1,020.42
グロース250指数 787.06 -4.55 786.06 785.55─79
8.34
東証出来高(万株) 210001 東証売買代金(億円) 84774.02