Kentaro Sugiyama

[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した8月の景気ウオッチャー調査で現状判断DIは46.4となり、前月から0.7ポイント上昇した。4カ月連続のプラス。夏休み中の旅行客やイベントの来客者が多かったとの声や、金利上昇への警戒感から住宅に駆け込みに近い需要があったとの指摘が出ていた。

ウオッチャーの景気の見方は「持ち直しの動きがみられる」とし、前回の「中東情勢によるマインド面の下押しを中心に影響が残るものの、持ち直しの兆しがみられる」から上方修正した。

指数を構成する3部門がそろって上昇した。家計動向関連は前月から0.1ポイント上昇し45.5、企業動向関連は1.6ポイント上昇し48.2、雇用関連は2.7ポイント上昇し48.8となった。

回答者からは「夏休みは国内観光客、特に家族連れが多くにぎわった」(甲信越=観光名所)とのコメントがみられたほか、「金利のある世界となり、買い控えよりも先を見越して動いておくといった行動を取る人が増えている」(南関東=住宅販売会社)との見方が聞かれた。

2─3カ月先の景気の先行きに対する判断DIは、前月から2.5ポイント上昇の48.3。5カ月連続のプラスとなった。

回答者からは「商品価格の上昇が一服し、客にも一定の納得感が広がりつつある。ある程度の期間をおけば、さらに価格が受け入れられそう」(近畿=乗用車販売店)との声があった。一方で「コメの価格が前年と比べて大幅に低下しているものの、秋口には食品の値上げが相次ぐ見通し。この先、客の財布のひもはますます固くなる」(北海道=スーパー)との見方も出ていた。

内閣府は先行きについて「中東情勢による不透明感が残ることに加え、自然災害の影響に対する懸念もみられるが、持ち直しの動きが続くとみられる」とした。

調査期間は8月25日から31日。8月13─14日に千葉県で、8月末には北陸地方で記録的な豪雨が発生した。

*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

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