David Milliken

[ロンドン 7日 ロイター] - 英金融大手ロイズが7日公表した8月の英住宅価格は前年同月比0.4%下落した。前年同月比での下落は2023年11月以来初めて。米国とイランの戦争を受けて借入コストが上昇し、一部の購入希望者が住宅購入を見送ったことが背景にある。

ロイターが実施したエコノミスト調査の予想中央値は0.2%上昇となっていた。ロイズの住宅価格は従来、ハリファックスの住宅価格として公表されていた。

8月の住宅価格は前月比では0.2%下落。市場予想では0.1%上昇と見込まれていた。また、当初0.1%上昇と発表されていた7月の住宅価格は前月比0.1%下落へ下方改定された。

ロイズの住宅ローン部門責任者アンドルー・アサーム氏は、「世界情勢がインフレや借入コストに影響を与え、経済の先行き不透明感を高める中、住宅市場はここ数カ月、より厳しい環境に直面している」と述べた。

同氏はまた「住宅所有者が慌てて値下げする状況は見られない。しかし、売り手の多くは安すぎると感じる提示価格を受け入れたがらず、買い手の一部も市場環境の変化を見極めようとしており、様子見姿勢を取る人が増えている」と語った。

一方、住宅ローン会社ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーが先週公表した統計では、8月の住宅価格は前年同月比1.6%上昇し、前月比でも0.2%上昇した。

キャピタル・エコノミクスの副主任エコノミスト、ルース・グレゴリー氏は、今後も住宅価格の軟調な動きが続くと予想している。最近の市場金利上昇を受け、2年物固定金利型住宅ローンの一般的な金利は7月の4.8%から今月には5%近くまで上昇すると見込まれるためだ。

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