Noriyuki Hirata

[東京 7日 ロイター] - 為替市場でドル/円が3日に3円超急落したことを受けて、市場の一部では為替介入の実施を指摘する見方もあったが、政府・日銀は円買い介入を実施しなかったようだ、との受け止めが出ている。

介入が行われれば2営業日後に決済されるため、米国の祝日を踏まえた8日分の日銀当座預金予想に影響が及ぶとして注目されたが、市場予想からの乖離は誤差の範囲にとどまった。

日銀が公表した当座預金増減要因の予想では、財政等要因がマイナス5600億円で、民間短資会社3社の予想からの乖離は4600億円ー7600億円にとどまった。市場では「誤差の範囲といえ、介入は行われなかったようだ」(東短リサーチの高井雄一郎研究員)との声が聞かれる。

日銀予想と民間予想にそれぞれ誤差が生じる可能性を踏まえると、両者の間で1兆円超の乖離がなければ介入があったと判断することは難しいとされている。

3日の為替市場でドル/円は、日本時間の午前9時頃から午後10時ごろにかけて一本調子で下げ、値幅は3円超に達したことから、市場では、大口の注文を時間的に分散して取引するTWAP(Time-Weighted Average Price)の手法を用いた介入との思惑が浮上していた。

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