[香港 7日 ロイター] - 中国株式市場は小幅上昇して引けた。ハイテク株が急伸し、政府の資本注入計画を受けた銀行・保険株の下落を相殺した。米中関係の動向を市場が注視する中、全体としては動意薄だった。
上海総合指数は0.07%高の3932.70で終了。主力株で構成するCSI300指数は0.6%高となった。
ハイテクセクターは、半導体関連企業が米同業株に追随する形で上昇。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は3.4%高、上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は2.4%高となった。
半導体セクター指数は3.4%上昇し、CSI・5G通信指数は6%超上昇した。主力銘柄の中際旭創(ゾンジー・イノライト)は10%のストップ高となった。
一方、保険セクターは2.6%下落、銀行セクターは1.5%下落した。中国財政省が、金融システム全体で資本を増強するための協調的な取り組みとして、国有の保険会社および銀行に総額540億ドルの資本注入を主導すると表明したことが背景。
習近平国家主席が訪米に大規模な企業代表団を同行させる準備を進めていることがロイターの報道で明らかになった。中国投資に対する米政府の懐疑的な姿勢や、民間企業との緊張した関係を踏まえると異例の動きとなる。
南華先物のアナリストはリポートで「外部の不確実性が完全に和らいでいないため、市場はレンジ相場が続きそうだ」と指摘。米金利見通しの変化も今週の相場方向性を左右する鍵になるとした上で、ディフェンシブな大型株は比較的底堅く推移する公算が大きいと分析した。
香港市場ではハンセン指数とハンセンテック指数がともに約0.9%下落した。