<2001年の9.11同時多発テロから25年。アルカイダ中枢への対策で大規模テロの能力は制約された一方、脅威は地域組織や個人、ネット空間へと分散し、テロの姿は大きく変化している>

2001年9月11日の同時多発テロから25年を迎える。

この四半世紀、国際社会はアルカイダをはじめとするジハード主義組織に対して軍事、情報、金融、法執行などを組み合わせた対策を進めてきた。

その結果、9.11のような大規模かつ高度に統合された攻撃を実行する能力は大きく制約された。

一方、テロそのものが消えたわけではない。

組織は地域へ分散し、国家統治の弱い地域に根を張り、インターネットを介して個人を動員するようになった。さらに生成AIなど新たなデジタル技術も登場している。

25年間で変わったのは、テロの存在そのものというより、その「形」である。

「中枢を倒せば終わる」ではなくなったテロ
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