[北京/上海 7日 ロイター] - アナリストらは中国当局が大手国有保険会社に資本を注入する計画について、保険会社が株式市場に長期資金をさらに投資することを妨げてきた資本制約や支払能力の圧力を和らげると見込んでいる。
中国財政省が主導し、国有の保険会社と銀行に総額540億ドル規模の資本注入を実施する。関係各社が6日、明らかにした。中国政府による金融システム全体の資本増強に向けた協調的な取り組みだ。
中国が特別債を用いて保険会社を支援するのは初めて。
今回の資本増強は、中長期資金で株式市場を支えるよう指示されていた国有保険会社を強化すると同時に、規制当局が小規模でリスクの高い保険会社を管理するのを支援する可能性がある。
ナティクシスのアジア太平洋担当シニアエコノミスト、ゲイリー・ング氏は「政府主導の資本注入により、保険会社は株式を購入し、支払能力要件を満たすことが容易になるだろう」と指摘。中国政府が昨年初めから保険会社に対し、新規保険料の30%を株式に投資するよう求めていたことに触れた。
同氏によると、中国本土の主要上場保険会社5社を基準にすると、2025年末時点での株式への資産配分比率はわずか21%にとどまっていた。