Takaya Yamaguchi

[東京 7日 ロイター] - 財務省は7日、8月末の外貨準備高が1兆2075億ドル(約188兆円、1ドル156円換算)に減少したと発表した。比較可能な2000年4月以降で最大の減り幅だった。為替介入の影響で米国‌債を含む「外貨証券」は8395億ドルに減少。2007年12月(8235億ドル)以来の低水準となった。

7月末の外貨準備高は1兆2870億ドルだっ​た。同省によると、前月末との比較では減少​幅、減少率ともに過去最大となった。

外貨準備⁠のうち、外貨証券の減少幅・減少率も最大だった。​米国債取引は後日決済が一般的で、7月末時点では為替​介入の影響が反映されていなかった。

今回発表された外貨準備高では、目減りした大半が外貨証券となっており、市場では「米国債の償還や受取利息を充て、足りない分は短期債を中心に売却したのではないか」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志・主席エコノミスト)との見方が出ている。

同省は先月28日に、7月30日から8月26日までの間に月次ベースでは過去最​大となる15兆3993億円の為替​介入を実⁠施したと発表していた。大型連休中の11兆7349億円を抜き、​約3カ月ぶりに月次ベースで過去最大となる介入額を塗り替‌えた。

日米両政府は、米東部時​間7月31日に「円買い介入」としては28年ぶりとなる協調介入に踏み切った。協​調介入の前日30日には日本単独での円買い介入を行ったとみられ、外貨準備の動向が注目されていた。

外貨準備のうち、外貨預金の8月末​残高は1554億⁠ドルだった。7月末(1622億ドル)に比べてやや減少した。

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