Alexander Cornwell
[テルアビブ 6日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は、ヨルダン川西岸にある無許可のユダヤ人入植者の前哨拠点を撤去するよう指示した。事情に詳しい関係者2人が6日に明らかにした。入植者によるパレスチナ人襲撃を取り締まるよう米国から圧力を受ける中での対応となる。
関係者によると、対象はイスラエル政府の正式な認可を受けずに入植者らが設置した前哨拠点。イスラエルのニュースサイトYnetは、西岸全体で約100カ所に上ると報じた。撤去の開始時期は不明。
ハッカビー駐イスラエル米大使は5日、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地でパレスチナ系米国人らと会談後、暴力行為に及ぶ入植者をテロリストだと非難し、厳しい処罰を求めた。入植者への対処はイスラエル自身の利益にかなうとも述べた。
スモトリッチ財務相はエルサレムでの会合で、ネタニヤフ首相はパレスチナ人が多く住むA地区とB地区に建設された拠点の撤去を指示したと説明。自身は決定に同意できないとしつつ、政府はC地区での入植地拡大で大きく前進したと語った。
入植地拡大に批判的なイスラエルの団体「ピース・ナウ」によると、西岸には政府が正式承認した入植地146カ所に加え、前哨拠点が340カ所ある。