[台北 5日 ロイター] - 台湾の電子機器受託生産大手、鴻海精密工業は5日、人工知能(AI)関連需要の底堅さを背景に、第3・四半期の業績が市場予想を上回るとの見通しを示した。同時に、世界の政治情勢の「不安定さ」について慎重な姿勢を示した。
先月発表した第2・四半期決算は、AI関連の旺盛な需要が寄与し、純利益が前年同期比35%増とアナリスト予想を上回った。
同社は声明で「第3・四半期は、AI需要の拡大が続くほか、情報通信技術(ICT)製品も下半期の繁忙期に入るため、業績は徐々に勢いを増すと見込まれる」と説明。さらに「現時点で、当社の第3・四半期の見通しは前月と比べて改善しており、全体の業績は市場予想を上回るとみられる」と述べた。ただ詳細には触れなかった。
一方、「不安定な世界の政治・経済情勢の影響を注視する必要がある」との認識も示した。この点についても具体的には言及しなかった。
同社は具体的な数値予測は公表していない。
同社によると、先月の売上高は前年同月比51.98%増の9218億台湾ドル(291億5000万ドル)と、8月として過去最高を記録、9000億台湾ドルを2カ月連続で上回った。