Ahmad Ghaddar Olesya Astakhova Alex Lawler
[6日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は6日の会合で、10月の原油生産方針を据え置くことで合意した。
この日の会合には、OPECプラスの中核メンバーであるサウジアラビア、ロシア、イラク、クウェート、アルジェリア、カザフスタン、オマーンの7カ国が参加した。次回会合は10月4日に予定している。
OPECプラスは8月、9月に原油生産目標を引き上げることで合意し、自主減産の一部を解除する動きが完了していた。
ただ、米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東紛争でホルムズ海峡を通じた原油輸出が妨げられている中で、OPECプラスによる原油の価格や市場シェアに対する影響力が制限されている上、実際の生産量も目標を大幅に下回っている。
調査会社ライスタッドのアナリスト、ホルヘ・レオン氏は「OPECプラスは現在、原油の現物市場に対する影響力が極めて限定的だ」とし、「文面上では生産目標を変更できても、その原油が実際に生産され、市場に供給されることを保証することはできない」と指摘。その上で「焦点は今、月ごとの生産調整から、はるかに重大な2027年を巡る議論へと移りつつある」と強調した。
OPECプラスは加盟国の大半に対し、日量約200万バレルの減産を維持している。この減産措置は26年末まで維持される予定で、減産を解除する前には27年の生産方針策定に向けて加盟国の生産能力を再評価する作業が必要となる。
減産措置の解除を巡る議論は26年後半に進められる見通しで、そのためにOPECプラスは26年第4・四半期に増産を一時停止する可能性が高いことを情報筋がロイターに明らかにしていた。
6日の会合後の声明では、10月以降の政策についての言及はなかった。