共和党支持者の酒離れはどれほど早いのか?
「若い世代の間では健康やMAHAやルックスマキシング(自身の外見をとことん磨き上げようとするトレンド)への関心が非常に高い」とドナヒューは言う。「飲酒率は過去5〜6年、下がり続けている。それが上の世代に広がるとは思わないが、若い人々の間では今後も下がると思う」
もっともアメリカ全体で同じペースで酒離れが進んでいるわけではない。米世論調査会社ギャラップによれば、共和党支持者の中で酒を飲むと答えた人の割合は2023年には65%だったが、25年には19ポイント減の46%になった。一方、アメリカ全体では62%から54%、8ポイントの減少となった。
党派を問わず若い世代全体の飲酒も減ってはいるが、そのペースは共和党支持者と比べるとゆっくりだ。18〜34歳で酒を飲むと答えた人は23年の59%から25年には50%に減った。民主党支持者は64%から61%とほぼ横ばいだった。
一方で、控えめな量であっても飲酒は体に悪いと考える人が最も少ないのも共和党支持者だ。ギャラップの調査によれば、1日1〜2杯であっても飲酒は健康によくないと考えている人の割合は、共和党支持者では44%だったのに対し、民主党支持者では58%、無党派層では55%だった。
つまり、共和党支持者の飲酒率が下がった理由は健康意識の高まりだけでは説明できない。政治意識の高い保守派の間では、酒を飲まないことは真面目で自制心があること、そしてトランプに近いことの象徴になりつつあるのだ。
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